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破産の要件

梅雨入りしましたが、今のところ余り雨が降っていないように感じます。梅雨明けまでに大雨がありそうです。新型コロナウイルス感染症の感染者が増加傾向になってきました。気を付けて生活をしたいものです。

 破産申立てについて、債務超過の状態、つまり収入に比して債務額が大きく、返済にが困難な状態の場合と、支払い不能の状態、債務はあるが、何らかの理由で収入が無いという場合に破産の申立てが可能となりますが、申立される方の財産や収入状況に応じて判断されます。

 破産の要件に満たないけれど、返済が苦しいといった場合、個人再生手続で処理することになります。

(シャローム綜合法律事務所 事務員KA)

梅雨入り

近畿地方でも梅雨入りとなりました。例年より遅いですが、本日も曇天模様です。この時期は湿気が多くジメジメして、不快指数が倍増します。  先日、債務問題で相談に来られた方が、ポツンと死ぬことも考えたと言われました。そこで、過去に借金問題で悩んだあげく、死に場所を探して富士の樹海を彷徨った方のことを思い出しました。  結局、思い直して人生をやり直したいと、相談に来られれた方でした。破産手続きをして、免責決定後、地方の林業組合に住み込みで就職されて、神戸を離れていきました。  気が滅入る季節ですが、 前向きに生活を送りたいと思います。 (シャローム綜合法律事務所 事務員KN)

 

勤務先の持株制度

ここ数年、破産事件での財産調査で勤務先の持株制度で、有価証券を所有している事案が散見されます。

 持株数にもよりますが、破産管財人が選任されることになります。

 預貯金や不動産、その他の財産が何もなくても、勤務先の持株制度で、毎月、給与から少額の自社株の購入が自動的になされていることがあります。

 その場合、有価証券を所有している認識のない方が多く、同廃事件として進めてようとして、打合せの際に給与明細書を確認して発覚することも多いです。

 自己破産を考えている場合、事前にチェックされる方が良いと思います。

(シャローム綜合法律事務所 事務員KN)

婚姻・離婚に伴う債務問題

梅雨に入る前のこの時期が、一番過ごし易い時期と感じています。

 債務問題で事情を聞いていると、原因として考えられることの一つに婚姻や離婚に伴う生活の変化があります。

 一例として、婚姻の場合、従来抱えていた債務を相手に告げていなかったことから、小遣いの範囲内ではやり繰りに限界があるので、多重債務に陥ることが多いです。 

 また、離婚によって夫婦の収入で生活を維持していたものが半減した場合、

新たな生活を始めるにあたり、賃貸住宅の契約や転居費用の捻出が必要になったり、男性の場合、外食費の増加や養育費の負担があったりします。

 女性の場合、子供を引き取ることが多いのですが、パート勤務から正規雇用への切り替えが困難なことが多く、子供の成長に従って保育所の費用や学費の負担があります。

 婚姻・離婚によって、様々な生活の変化が起こります。社会の状況にもよるのですが、単独で考えるのではなく、夫婦でよく話し合って対処された方が良いようです。

(シャローム綜合法律事務所 事務員KN)

                          

値上げラッシュ

夏から秋にかけて、根値上げラッシュが始まりそうです。
 商品名が上がっているだけでも、主なものは、一番搾り、ポッキー、プッチ
ンプリン、三ツ矢サイダー、カルピス、鯖缶などが値上げになるようです。ビ
ールや菓子、清涼飲料などは普段、購入しない方は余り生活に直結して影響は
なさそうですが、ロシアのウクライナへの侵攻で小麦の値上げもあり、ガソリ
ン代の高値も続いており、電気代も値上げされていますので、、家計への影響
は大きいかもせしれません。
 破産・再生事件で、無駄な出費を抑えた家計収支表を依頼者に作成して頂く
のですが、更なる節約生活をお願いするようになるかも知れません。

(シャローム綜合法律事務所 事務員KN)

民事訴訟法の改正

民事訴訟法の改正案が国会で議決されました

 民事訴訟について、IT化が進められるようです。

 訴訟の迅速化も必要だと思うのですが、セキュリティーは大丈夫かと、いらぬ心配をしています。準備書面当等の提出書面は、昔は持参又は郵送で、その後の改正でFAXでの送付が可能となりました。FAXでは誤送信の問題も稀にありました。今日のネット社会では情報の流出のニュースもよく目にします。

 最近では家裁事件や地裁民事事件で、離婚調停弁論期日など、当事者が遠方に居住している場合、オンラインで行っているようです。裁判官や検察官を定年退職して、弁護士登録をして自宅で開業されている年配の弁護士さんには、何とも厳しい改正なのかもしれません。

(シャローム綜合法律事務所 事務員KN)

マイナス金利

最近、銀行が各種手数料の値上げや通帳発行に手数料を取るという、預金者泣かせなことをしています。

 5年位前に、政府と日本銀行がマイナス金利政策を実施してからです。銀行等の金融機関が日銀に預金すると利息が貰えるのではなくて、反対に利息を取られるとのことです。経済を回すために金融機関に融資を促すためなのだそうです。個人の預金に対して、マイナス金利は適用されていませんので、その点は影響はなさそうです。

 任意整理事件で、最近、消費者金融が将来利息を付するよう求めてきたり、支払回数を短くするよう希望されるケースが目立ってきています。時期的に見て、このマイナス金利が影響しているように思われます。銀行と消費者金融間の関係で、銀行から融資を受けた消費者金融は銀行に金利を払わなければならないから将来利息をカットすると儲けが亡くなり、ともすると赤字になるとの図式が垣間見えてきます。

(シャローム綜合法律事務所 事務員KN)

通信費

以前より総務省が、家計の通信費を下げるよう各携帯電話会社に要請をしていましたが、

債務整理をする上で、家計収支を作成しますが、家計の通信費の占める割合は、未だかなり高いように感じます。

家族全員分の携帯電話に、家のインターネットなどを含めると、月に2万円から3万円かかっている場合がよくあります。

それにユーチューブのプレミアム代やネットフリックス、NHKの受信料とかなりの費用が掛かっています。

現在の世界情勢から、今後物価上昇が進んで行くものと思われますので、なんとか通信費だけでも、目に見える形で下がることを望んでいます。

(シャローム綜合法律事務所 事務員KA)

 

ゴールデンウィーク

明日からゴールデンウイークが始まります。当事務所はカレンダー通りの予定となっています。

 製造業などで稼働されている方は10連休といった方も多いのではないでしょうか。昨年、一昨年と新型コロナ感染症の影響で、家族旅行を控えていたり、近郊への日帰り旅行で済ませていた方も多いと思いますが、今年は遠方へ旅行される予定を立てているかもしれません。

 破産手続きでは直近の家計の管理が重要なのですが、帰省費用などについて、問題にされることがあります。質素な帰省や家族旅行なら良いのですが、観光を兼ねての帰省や高額な家族旅行については浪費と見られることがあります。

 意識の問題を問われるのですが、破産の原因となる部分で多少の浪費を是として債務を増加させている場合、その部分の改善を促されますので、少し窮屈な生活を余儀なくされます。家族共々従来通りの生活は望まない方が良いです。

(シャローム綜合法律事務所 事務員KN)

自動車の購入と維持費

 最近、若者の自動車免許の取得が増加に転じて来ているようです。知人の自動車学校勤務の方も生徒が増えて来ていると言っていました。

 新型コロナ感染症の影響で、公共交通機関での移動をする傾向もみられ、自分または家族での移動に最適と考えてのことと思います。

 自動車運転免許を取得後、自動車を購入する場合、高額商品の購入なので、概ね、ローンを組むことになります。不動産ローンでもいえることですが、購入後の維持費の負担を忘れてはいけません。自動車で言えば、駐車場代、ガソリン代、任意保険料、自動車税、車検代などが考えられます。自動車ローンが月額3万円としても、月額7万円位は必要なはずで、車体価格200万円を超える自動車なら月額5万円は必要なので、月額9万円は必要で、車検や税金を月割りすれば月額10万円以上必要です。

 債務問題で高額商品の購入が原因となっているケースが多いです。

(シャローム綜合法律事務所 事務員KN)