2021/09/02
このブログで6月に家計収支表について「債務整理で重要なのは、家計の収
支です。」と書きました。今回はその続きです。
依頼者に2か月分の家計収支表の作成とその資料をお願いし、後日、持参し
て頂いて、確認をするのですが、概算で作成される方が非常に多いように感じ
ています。生活の基本部分、住居費・光熱水道費・電話料金・任意保険の支払
いなどは、正確に1円単位まで記載して欲しいのですが、領収証を紛失して、
正確な金額が判らないというお話を聞いたりします。
支払先へ問い合わせれば確認できるのですが、個人情報の関係で、ご本人で
問い合わせて頂くのが基本となります。
また、クレジット決済が絡むとクレジットの利用明細も必要となるので、非
常に難解な家計収支になります。
事件の早期処理の観点からも、一つの通帳で、収入と基本的な支出が分かる
ようなシンプルな生活状況をお願いしたいものです。
(シャローム綜合法律事務所 事務員KN)