2021/05/21
地震などの大災害やリーマンショックなどの金融危機の後、次第に借金問題
で法律相談を希望されている方が多くなってきます。当初は何とか耐えていた
方が耐えきれなくなってきます。
今回の新型コロナウィルス感染症でも同じことが言えそうです。既に、1年
以上、収束の目途が立っていないので、何件も相談を受けています。
その中で、飲食店勤務の方が多いのが特徴的です。
緊急事態宣言下で勤務先が営業自粛をしているとのことで、収入が半減して
しまい、それまで利用していたクレジットカードの決済に追われて相談に来ら
れました。
任意整理(各債権者と別途交渉して分割支払いで和解する方法)も検討しま
したが、毎月の支払い原資の確保や支払期間を考慮すると困難な状況でした。
そこで、別途、契約社員として別業種で稼働を始めたとのことなので個人再生
手続きで処理することになりました。
支払総額額を圧縮(概ね債務総額の20パーセント、但し財産がないことが
前提です。)して、基本3年間で支払う計画を想定しています。
(シャローム綜合法律事務所 事務員KN)